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純金積立(堅実度:★★★)

ここでは純金積立の仕組みやメリット・デメリット、堅実度が星3つの理由を解説しています。

純金積立投資のメリットとデメリット

純金積立投資のメリット

●少額から投資が始められ、リスクが分散できる
最低額1,000円からの投資が可能で、金投資の中でも最も投資額が低く始められる金融商品です。手持ちの資金が少なくても小遣い程度の額で少しずつ積立ができます。ドルコスト平均法を採用し、日々の金の買付を平均的にすることで、リスクを分散して効率よく金を購入できる効果もあります。

●自動で積立できるのでラク
毎月の積立代金は、自動引き落としなので、毎回口座に入金したり、店舗に行くといった手間がかからず、とても便利です。

●価値がゼロにならない
金地金にも言えることですが、株式や債券などのように紙屑になる可能性が無く、世界中で需要があるため、価格が変動することがあっても、価値が無くなることはありません。

●不況や有事に強い
戦争等有事の場合や、リーマンショックなどの不況に陥った場合、株価は大幅に下落し、金融商品の多くは値下がりをしてしまいます。しかし、純金積立は、純金の普遍的な価値から、リスクヘッジとし資金が流れやすく、逆に価格が上昇することが多い金融商品です。

●税金がほぼ非課税になる
消費税は、買いの時点で消費税がかかりますが売却時にも消費税分が上乗せされるため差し引きはゼロ。所得税に関しては、純金積立のみでは課税されるほどの利益にならないことが多いため、あまり考慮しなくても良いでしょう。‌個人での取引は、ほぼ譲渡所得となりますが、保有期間が5年超の長期譲渡所得だと、課税金額が半分に減額されるという特典があります。

●金地金・金貨・宝飾品等に交換できる
積み立てた金は、世界の金市場公認の金地金に交換できる他、金貨や宝飾品等とも等価交換ができます。もちろん、積み立てた金を売却して、現金化することも可能です。

●2つの保管方法が選べる
取扱い会社が万一破綻した際にも積み立てた金が必ず保証される「特定保管」と、運用益が出る可能性があるが破綻の際に金が保証されない「消費寄託」の2種類から好みの保管方法を選べる。取扱い会社ごとに保管方法は異なるためチェックが必要です。

純金積立投資のデメリット

●配当や利息が発生せずローリターンである
株や預貯金と違い、配当や利息が発生しません。ドルコスト平均法により、リスクが小さく安定した商品ですが、その分儲けも少なくなります。

●元本割れの可能性がある
比較的安定した金融商品のため、元本割れの可能性は極めて低いですが、絶対にないこととは言えません。また、短期で投資をやめてしまった場合にも、ドルコスト平均法のリスク分散効果が得られず、損をしてしまう可能性があります。

●買い付け手数料や年会費が発生する
取扱い会社によって金額が異なりますが、手数料や年会費が発生します。それぞれの金取扱い会社の投資方針をよく見て、納得のいく会社を選びましょう。

●消費寄託の会社では金が保護されない
金の保管方法が消費寄託の場合、万が一取扱い会社が破綻した際、金が返却されなかったり、一部しか戻ってこないことがあります。特定保管を採用している会社では、必ず金が保護されます。

●スプレッドによる価格差がある
買取価格と小売価格との間にあらかじめ設けられている差額をスプレッドと言い、常に買い値と売り値に価格差が生じるため、買いと売りを同時に行うと必ず損をしてしまいます。スプレッドは金取扱い会社の手数料であり、会社ごとに違うので、利益を増やすためにも必ずチェックしてください。

純金積立でゴールド投資! おすすめの会社4選を比較

純金積立による金投資の仕組み

純金積立とは、毎月一定額で純金を少しずつ購入し、積み立てていく投資方法です。取扱い会社によって違いがありますが、1,000円単位の金額から積立を始めるられるため、少額での投資が可能となります。ゴールド投資の初心者にぜひおすすめしたい金融商品です。

純金積立は、毎月指定した口座から一定金額が自動的に引き落とされ、積立に回されます。ひと月分の積立金を日割りで等分し、毎日同じ額で金を買い付ける「ドルコスト平均法」を採用しているため、金の価格が高い日には少量、安い日には多めに、と購入量を調整することができます。

そのため、毎日一定量を購入するよりも1gあたりの単価が安くなり、大きく損をすることなく、安定的な資産運用ができるというわけです。

基本はドルコスト平均法ですが、スポット購入という方法もあり、余裕資金のある時に買い付け金額を増やして追加購入することもできます。ボーナス時や金の価格が下がっている時など、状況に応じて利用してみると良いでしょう。

現状、純金の価格は上がっていく可能性が高いと予測されているため、大きな損益を出す見込みはほとんどないと言われています。純金積立は株と違って、上場廃止や倒産も無く、為替のように突然価格が急落することも無いため、「リスクの少ない長期的な資産運用」として魅力的な金融商品と言えます。

ただし、預貯金と違って元本保証があるわけでは無いので、もしも金の価格が下落した場合、元本割れするリスクもあるということは、頭に入れておく必要があるでしょう。

また、純金積立を行うときには、金取引会社の保管方法にも気をつける必要があります。保管方法には「消費寄託」・「特定保管」の2種類があり、特定保管を採用している会社の場合、万が一倒産することがあっても、購入者の資産(金)はすべて保証されるからです。

金取引の会社選びでは、この点にも注目しましょう。

純金積立は、買い付け手数料や年会費等のコストがかかり、取扱い会社によってその費用は異なります。さらに、買いと売り値の差額であるスプレッドも取扱い会社ごとに異なるため、なるべくスプレッドの狭いところを選ぶのも利益を出すポイントとなります。年間のトータルコストをきちんと比較した上で、納得のいく取扱い会社選びをしたいものですね。

堅実度が★3つの理由は、大きなレバレッジをかけたり、高額投資が必要な商品ではないため、リスクが低く、堅実に利益を出せる金融商品だからです。投資初心者にも分かりやすく、少額投資で始めやすいおすすめの投資方法です。

もっとも低価格で運用できる純金積立の投資会社は?

【純金積立のリスクについて】

●元本割れの可能性がある

比較的安定した金融商品のため、元本割れの可能性は極めて低いですが、絶対にないこととは言えません。また、短期で投資をやめてしまった場合にも、ドルコスト平均法のリスク分散効果が得られず、損をしてしまう可能性があります。

●買い付け手数料や年会費が発生する

取扱い会社によって金額が異なりますが、手数料や年会費が発生します。それぞれの金取扱い会社の投資方針をよく見て、納得のいく会社を選びましょう。

●消費寄託の会社では金が保護されない

金の保管方法が消費寄託の場合、万が一取扱い会社が破綻した際、金が返却されなかったり、一部しか戻ってこないことがあります。特定保管を採用している会社では、必ず金が保護されます。

●スプレッドによる価格差がある

買取価格と小売価格との間にあらかじめ設けられている差額をスプレッドと言い、常に買い値と売り値に価格差が生じるため、買いと売りを同時に行うと必ず損をしてしまいます。スプレッドは金取扱い会社の手数料であり、会社ごとに違うので、利益を増やすためにも必ずチェックしてください。